1
細胞上清液とは、幹細胞を培養する過程で得られる、有用な液性成分です。 幹細胞の再生力を凝縮した、“再生に不可欠”ともいえる成分です。 この上清液には、幹細胞が分泌する成長因子、サイトカイン、活性ペプチドなど、数百種類におよぶ生理活性物質が豊富に含まれています。これらの成分が、傷ついた組織の修復や再生等、肌や全身のコンディション維持をサポートします。 また、細胞そのものを体内へ戻すのではなく、有用な分泌成分のみを抽出して使用します。 外部由来の不要な成分を加えずに活用できるため、安全性にも十分配慮された治療法です。
自己脂肪由来幹細胞上清液療法
2
肌のコラーゲン生成を促し、炎症を緩やかに整えることで、加齢に伴うさまざまな肌悩みの改善をサポートし、ご自身が本来持つ“再生する力”を活かしたアプローチが可能です。 自己脂肪由来幹細胞上清液療法は、患者様ご自身の細胞から得られた有用成分を使用するため、身体への負担や副作用のリスクが低いことが特徴です。 本来備わっている再生力を活かしながら、自然で効果的なエイジングケアを目指す先進的な治療法として注目されています。
自己脂肪由来幹細胞上清液療法の働きと仕組み
自己脂肪由来幹細胞の培養上清液は、まさに “自然な修復力の源” ともいえる存在です。 わずか1㎖の中に、1,000種類以上の細胞の修復や再生に関わる様々な因子が含まれています。 細胞の増殖を促す EGF(上皮成長因子) や、血管新生を助ける VEGF(血管内皮成長因子) をはじめ、 120種類以上の成長因子、50種類以上の免疫調整性サイトカイン、さらには修復に重要な役割のある多数の エクソソーム が濃縮されています。

これらの成分は、体内の自然な修復プロセスをサポートし、主に次の3つの働きで組織の再生に寄与します。

・線維芽細胞の活性化  
    コラーゲン生成を促進し、肌や組織の再生を助けます。
・血管新生の促進  
    血管内皮細胞の移動をサポートし、新しい毛細血管を形成。損傷部位に酸素や栄養を届けます。
・炎症の抑制  
    TNF-αやIL-6などの炎症性サイトカインを抑え、慢性的な炎症による組織ダメージの進行を防ぎます。

さらに、この上清液は細胞を含まないため、アレルギー反応を起こす可能性は低いとされています。 こうした特徴から、安全性と高い効果の両立が期待できる、先進的な再生医療の補助アプローチ として注目されています。

自己脂肪由来幹細胞上清液の適応
1.  神経系疾患
脳梗塞後の神経機能改善や神経損傷の回復をサポートします。
2. 運動器疾患
変形性膝関節症や腱・靭帯損傷の修復支援、骨粗鬆症に関連した骨形成や骨密度維持に役立ちます。
3. 代謝性疾患
Ⅱ型糖尿病での膵臓機能改善や、脂肪肝における脂質代謝の調整効果が期待されます。
4. 皮膚および毛髪関連領域
コラーゲン産生の促進による肌の再生、瘢痕組織の改善、毛周期サポートによりAGA(男性型脱毛症)にも期待できます。
5. その他の研究対象分野
慢性呼吸器疾患での肺組織修復、虚血性心疾患における血管形成の促進、自己免疫疾患での免疫応答調整などが期待されます。
自己脂肪由来幹細胞上清液の治療の流れ
01
医師が全身の健康状態や症状を確認し、治療の適応を判断します。患者様ごとに安全かつ効果的な治療計画を立て、説明を行います。
02 脂肪・血液の採取
局所麻酔下で下腹部から少量の皮下脂肪を採取。静脈血を採取し、幹細胞培養や血清調整に使用します。
03 自己脂肪由来幹細胞上清液の作成
採取した脂肪由来幹細胞を、当院のCPCにて無菌環境下で約4週間培養。 細胞から分泌される成長因子やサイトカイン、エクソソームを含む培養上清液を採取します。
04 投与方法(適応領域別)
・全身投与:皮下注射で投与
・局所治療:目的の部位に直接注射(膝関節内注入等)
・美容・皮膚再生:水光注射などで皮膚や頭皮に投与
3
診察・カウンセリング