血液浄化療法(アフェレシス療法)とは
血液浄化療法(アフェレシス療法)とは、体外循環を通じて血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを除去し、心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化を予防する治療法です。具体的には、両腕に注射針を穿刺し、そこから血液ポンプで血液を体外に導き、専用のフィルター(Leocana)を通じて、動脈硬化の原因となる中性脂肪や悪玉コレステロールを選択的に除去した後、浄化された血液を再び体内に戻します。

※体外循環:ポンプ等の機器を用いて血液を体外に導出し、回路内で必要な処理を施した後、体内に戻す一連の工程を指します。
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血液浄化療法の適応
血液浄化療法は、血液中の余分な中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を効率的に除去することで、動脈硬化や心血管疾患などのリスクを低減し、生活習慣病の予防・改善につなげる先進的な治療法です。
主な適応疾患

● 高脂血症

● 動脈硬化:中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を除去することで、動脈硬化の進行を予防します。

● 末梢血管疾患:閉塞性動脈硬化症やそれに付随する間欠性跛行などの症状の低減。

血液浄化療法の安全性
血液浄化療法は、日本において 長年の実績がある治療法です。
副作用が極めて少ない治療法として広く知られていますが、内服している薬剤に寄っては重大な副作用が生じる恐れがあります。お薬を内服中の方は、事前の問診などで医師へお知らせください。
01  診察

● 問診

● 既往歴/内服確認

血液浄化療法の治療手順
02 施術

● 更衣

● 麻酔テープ貼付

● 穿刺

● 採血

● 体外循環

03 評価

● 採血

● 抜針/止血