従来の脂肪移植では、移植後に最大約70%の脂肪細胞が定着せず、体内に吸収されてしまうことが課題でした。
これは採取時や保存時、再注入時などの各培養工程で細胞へ負担がかかり、細胞の活性が低下しやすいためです。
当院では、こうした課題に対応するため、京都大学との共同研究に基づいた細胞採取・前処理・保存・再注入技術を導入し、脂肪細胞の活性をできる限り維持することを目指しています。
当院では、低侵襲の脂肪採取と液体窒素による凍結保存を組み合わせた先進技術を採用しています。
直径約2mmのごく小さな傷口から脂肪を採取し、特殊な1mmマイクロニードルを用いることで、従来よりも身体への負担を抑えた処置が可能です。
さらに、陰圧を細かくコントロールすることで組織へのダメージを軽減し、特許取得済みの保存液によって外気との接触を抑えながら高品質な細胞の保存を実現しています。
侵襲の少ない採取から細胞の保存までを極めて短時間かつ厳正に行うことで、痛みや感染リスクを抑えながら、脂肪細胞の活性をできる限り保ったまま保存することが可能です。